2021年8月19日
当院では、
コロナウィルス対策として
3つの密(密閉・密集・密接)を避ける対策をとっております。
・密閉⇒常時換気扇稼働・入口ドアを開放しての換気
・密集⇒使用するベットを少なくして距離を空ける
密集を避けるため、来院時のご予約のお願い
・密接⇒マスクの着用、アルコール消毒の徹底
・オゾン発生器による空間除菌、光触媒除菌施工済み
歩き出しで足の裏が痛むという患者さんが来られました。
朝起きたときや、歩き出しの一歩目が特に痛く、
歩き続けると痛みは治まるようでした。
詳しく診てみると、足底腱膜炎であることがわかりました。
足底腱膜炎とは、
足の裏にある足底腱膜という筋肉の腱が、
歩行時の繰り返しのストレスによって、
炎症を起こす疾患です。
歩き方による足の裏の筋肉の緊張が主な原因なのですが、
この方は足裏に違和感を感じた際、
自分で足裏をマッサージして筋肉をほぐしていたようです。
痛みが強くなってきても筋肉が固くならないよう、
毎日マッサージをしていたのですが、
痛みがかえって強くなってきたので来院されました。
歩き方を診てみると、
この方の場合は、
足の裏の筋肉が緩みすぎて体重を支えることができずに、
左右のふらつきが大きくなり、足の裏の痛みに繋がっていました。
たしかに足底腱膜炎の場合は、
足裏をマッサージして筋肉を緩める治療が一般的です。
しかしこの方のように、
緩めることで、歩行時に上手く筋肉を使うことができず、
結果症状が良くならないということが多く見られます。
そのことを説明し、足裏をマッサージするのではなく、
逆に使うように運動療法をすると、
痛みはすぐに無くなりました。
大事なのはテレビやネットの情報ではなく、自分にあった治療をすることです。