2024年3月15日
以前から腰痛があり、
年明けから太ももの痺れも感じるようになったため、
医療機関を受診したところ、
腰のヘルニアが原因と言われ、
治療をしてほしいという患者さんが来院されました。
詳しく話を聞いてみると、
腰のヘルニアの箇所は腰の5個ある骨の上のほうでヘルニアが起きている、
と診断を受けた、ということでした。
ですが、
この患者さんの症状は太ももの裏側の痺れを訴えており、
腰の上で起きるヘルニアの箇所から想定される神経症状とは別の症状でした。
一般的に大きく分けると、
腰の上の方のヘルニアでは、
太ももの付け根や太ももの前側に痛みやしびれなどの症状が発生し、
腰の下の方のヘルニアでは、
太ももの外側が裏側に痛みや痺れなどの症状が発生します。
そのため、
当院で懇意にしている医療機関を再度受診したところ、
股関節の変形を指摘されました。
股関節の動きが悪い状態で、
日常生活や仕事などをしていたため、
股関節周囲の筋群に負担がかかり、
いわゆる坐骨神経痛を起こしている状態でした。
画像所見でヘルニアがあると、
ヘルニアが原因とよく言われますが、
ヘルニアが起きている箇所と、
今、感じている症状が合っているかも確認する必要があります。
当院では、
細かい症状まで詳しく確認し、
本当の原因を見つけ改善するように治療を行っております。
気になる方は当院まで。